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□ エリーシア戦記68 □

68-2

【8月、サリス帝国セリア】
――セリア
 輝くような夏の日。セリアの石畳は陽炎に揺らぎ、その上を歩く人々は、肺に入った空気までも熱く膨らんで感じられていた。
 雲ひとつない蒼穹の下、この日、セリア大聖堂では、ルートヴィヒ・フォン・ディアンの結婚式が、華やかに行われようとしていた。
「礼服というのも面倒なものだ。幾つボタンがあるのだ」
 オーギュストは、ルートヴィヒの父代わりである。式に出席するために、慌ただしく着替えをしている。
「不手際だな」
 鏡に向かって、ネクタイを締める。その傍らには衝立があり、脱いだ上着を無造作にかけてある。そして、その向こう側では、パーシヴァル・ロックハート将軍が、蛙のように蹲っている。
「申し訳ございません……」
 痛恨に歪んだ顔を、床に付けて謝罪する。滴る脂汗が、磨き上げられた床の上に薄く広がる。
 ロックハートは、カイマルク州の半分を治め、北辺方面軍を統括する立場にあり、ソルトハーゲン街道からアルティガルドを監視する役割を担っていた。
「証拠を相手に握られては、策謀とは言えんなぁ」
 アルティガルドの叛乱軍に、武器を提供したのが、彼である。特別鋭い狙いがあった訳でなく、何となく綾を作っておこう、という程度の思惑だけだった。
 それが、ジークフリードより、しっかりとした証拠を添えた抗議が行われて、俄かに上帝府で問題となっていた。
「兎に角、慣れない事はするな。事後は、アポロニアは任せて、お前は、セリアでリューフを補佐しろ」
「はっ」
 床に向かって、声を張る。その後に、苦い感情が胃の中を落ちていく。
 アポロニア・フォン・カーンは、カイマルク州の残り半分を領する。カイマルクの利権を争う相手であるが、彼女は、七殿五舎の一人であり、第六皇子アポロン(第7子)の母親である。オーギュストとの関係は遥かに深く、北辺方面軍統括という立場とカイマルク領の失陥は免れぬであろう、とロックハートは今激しく痛感している。
――このままで終わる訳にはいかぬ……。
 苦虫を噛み締めた顔で、退室した。

 ドアが閉まる音が聞いて、オーギュストは下を向く。
「さて、面倒な処置は終わった。気合を入れろ」
 足元には、純白のウェディングドレスを着たシュザンナが跪いていた。
 北国出身にふさわしい雪白の頬を、朱に染めている。
 巨槍のエラに、爪をきれいに磨き上げた指を引っ掛けて摘み上げ、巨槍の裏側に舌腹を押し付けている。そして、まるで鑢と擦り落とすように、根元から、縫い目にかけてねっとりと舐め上げる。
 巨槍は弓なりに聳えて、生暖かい唾で、ローションを塗ったように濡れ光る。
 慎ましい桜色の口紅を塗った唇を大きく開いて、上から被せるように咥える。そして、口を萎めて、上下に顔を振り、淫靡にしごく。
 ポンと巨槍が跳ねて口から零れる。シュザンナは全く焦らず、慣れた仕草で、その側面に舌を這わせ始めた。そして、ゆっくりと下り、今度は袋を丸ごと頬張った。
「ふっ」
 オーギュストは花嫁の髪を飾る白銀のティアラを指でなぞった。
 よく上達した、と思う。少し惜しい気持ちがしていた。顔は上品だが地味である。しかし、こうして奉仕させると、男好きのする艶っぽい表情とするようになった。
 それに、と視線をシュザンナの足元へ向ける。捲り上げたドレスの裾から、畳んだ膝が見える。そして、太腿の内側を滝のように滴が流れている。
――感度も良い!
 
「ん、フんん、ンンぐぅ」
 シュザンナはもう一度先端から含むと、喉奥を衝くように深く咥える。そして、淫蕩に火照った顔を、ダイナミックに動かしはじめた。固い肉棒と柔らかな唇が擦れて合い、ぬちゅ、ぬちゅと卑猥な音を響かせる。さらに器用にも、同時に、右手で槍の柄を優しく扱き、左手で袋を巧みに揉み解す。
 その時、荘厳に大聖堂の鐘が鳴った。もうじき式が始まる。
「ォ、出すぞ」
 オーギュストは思いっきり口の中に、精液を放出した。今は快楽を楽しむ時ではなく、育てた女との別れと新しい男への餞をする時なのである。
「ゲホン、ゴ、ゴホ……ん」
 シュザンナは涙目で咳き込むが、一滴も零すことなく飲み干した。それから、舌を出し、唇をぐるりと一回りして舐め取った。

 大聖堂の内部は、巨人の棲み家のように天井が高い。頑丈な柱の間には、色鮮やかなステンドグラスがあり、暗い室内に幻想的に浮かび上がっている。
 ルートヴィヒは、シュザンナをエスコートして、赤い絨毯の上を歩いた。左右に多くの人々が並び、新郎新婦に温かな祝福の拍手を送っている。
「……」
 オーギュストは、一人末席から、二人を寂しげに眺めている。
「女神の祝福があらんことを」
 そして、祭壇の上で、大司教の声に合わせて、二人は誓いの口付けを交わした。

 ディアン邸では、祝宴は深夜まで続いた。
 オーギュストはガウン姿で窓辺に立ち、庭園の向こうの新館を眺めている。若い夫婦のために新築されたものだ。
「……」
 その最後の灯りが消える。
 ブランデーを一口含む。口の中に苦味が広がって、僅かに顔をゆがめた。
 まさに手紙を出そうとして、記念切手は山ほどあるのに、普通の50円切手がない時のような虚しさが胸の内に広がっている。
「さて」
 振り返ると、ベッドの上には、ルートヴィヒの妹ヨハンナが、揃いのガウンを着て、仰向けに寝ている。
「……」
 閉じた瞼を震わせて、胸の上で、手を固く組んでいる。
 オーギュストは、その横に横たわる。そして、頭に腕を回して、ゆっくりとヨハンナの顔を近付けさせた。
「……」
 耳に息を吹きかける。
「……ぁ」
 ヨハンナは、首を竦めて、固まった身を捩る。
 オーギュストは、その震える唇へ、唇を重ねる。乾いた唇へ少しずつ、丁寧に、圧力を加えていくと、柔らかな唇が潰れて、二つの異なる唇が一つに結ばれていく。
――……あぁ、頭の奥が痺れる……。
 初めてのキスに、ヨハンナは、目元をうっとりと弛めていく。
 オーギュストは、ゆっくりと唇を割って、舌を滑り込ませた。そして、ノックするように舌先で前歯と突っつく。ヨハンナが、訳も分からず、不用意に開いてしまうと、透かさず、舌を奥へ刺し込み、奥歯の裏までも舐め尽くした。
「うぐぐぅ……」
 ヨハンナは、余りの衝撃に、目を大きく開けた。
 その瞬間、穢れを知らぬ瞳が、赤い瞳に囚われる。
――きれい……。
 ヨハンナは、赤光の中に魂が吸い込まれていくように、瞳を虚ろにする。
「はぁ、うぐぅうう……」
 一瞬の放心をついて、オーギュストは、舌を絡め取った。そして、唾液が注ぎ込み、それから、烈しく吸い上げた。
 気を失ったように、ヨハンナは瞳を閉じた。あれほど固かった身体は、今やすっかり力が抜け落ちている。
 オーギュストは、ガウンの紐を解き、左右に開く。
 乳ぶさは、まだ小振りで固さが残っている。白い肌には鳥肌が立ち、きれいな桜色をした乳首は、小粒だがそれでも懸命に勃起している。腰の括れは未熟で、下腹部にはややぽってりと脂肪がついている。臍は縦長で、繁みは淡く薄い。
 まだ少女である。
――これがナルセスの娘か……ぁ。
 少女を愛する趣味があったナルセスだったが、まさか自分の娘が、まだ少女と呼ばれる年齢で、親友に抱かれるようになるとは思ってもいなかっただろう。
 オーギュストは、感慨深く小さく頷いた。
「はぁぁぁ……」
 ヨハンナは、大きな息を吐いて、両手で顔を覆った。その拍子に、小さな乳ぶさが揺れる。形はまったく崩れない。
 その穢れを知らぬ処女の乳首へ、口を近付けていく。啄ばみ、舌先で乳輪の縁をなぞり、ぺろぺろと固く尖った先端を舐め回した。忽ち、乳首はオーギュストの唾液塗れとなった。
「あっ、はぁぁん」
 両手で顔を覆ったまま、ピクンと小さく身体が踊り、指の隙間から、可愛らしい喘ぎ声も洩れる。
 オーギュストは、両方の胸を舐め尽くすと、徐に舌を下腹部へと移動させる。
 唾液の跡が、まだ産毛の残る腹部の上に一本の線となって光っている。ついには、未熟な繁みを越えて、脚の間に潜り込む。
「あ、ああん」
 軽く膝を立てさせて、手始めに、内股を舐める。徐々に中心部に近付くと、さっと反対側に飛ぶ。恐怖心を与えないように、慎重に周囲から徐々に迫っていく。
「あ、あぁぁん……」
 ヨハンナは、悲鳴のような声をもらした。
――さすがにキレイだ。
 秘唇の肉襞は、周囲よりやや盛り上がり、少し赤みがかっている。形は全く崩れておらず、一本の割れ目が縦に走っている。まるで羽を閉じた蝶のように、ひっそりと佇んでいた。
 左右に開いた。処女独特の甘酸っぱい香りが、オーギュストの鼻腔を刺激する。
 柔肉は、鮮やかなサーモンピンクで、薄っすらと潤って、左右の襞との間に、微かな糸を引いていた。
 襞の合わさった上辺に、慎ましくピンクがかった真珠が覗いている。それをオーギュストは、唇で啄ばみ、舌先でつつく。
「ひぃ」
 全く新しい感覚に、ヨハンナの全細胞がざわめき、堪らず、シーツを握り締め首を仰け反らせる。そして、喉を絞るような甲高い声をもらす。
 さらに、オーギュストは、大きく舌を動かして、肉溝を舐め上げた。
「ああああーっ」
 身も世もなく顔を左右に打ち振り、脳天を突き抜けるような悲鳴を上げた。
 しかし、オーギュストは止まらず、膣穴に舌を宛がって、ずるずると音をたてて蜜をすすった。
「ひぃ、ぃひぃぃぃん」
 ヨハンナは、思わず太腿を締めて、オーギュストの顔を挟み、その頭を掴んであられもない悲鳴を繰り返し発した。
「ううっ!」
 そして、ガクンガクンと二度ほど全身を波打たせ、断末魔の呻き声を迸らせた。
「……うう、ああ」
 その後、糸の切れた人形のように動かなくなり、切なく、すすり泣いた。
 骨の抜けたようにぐったりしているヨハンナの両脚を、オーギュストは、小脇に抱えた。それから、槍先を未開通の膣口に宛がい、正確無比に狙いを定めた。
「あぁっ」
 ヨハンナは、悲鳴のような驚きの声を発する。
 それに構わず、決して獲物を逃がさぬように、オーギュストは、槍先を少しだけ嵌めていく。忽ち、固い感触が伝わってくる。それでも、ゆっくりと腰を鎮めていく。
「はぁ、はぁ」
 恐怖に強張り、今にも泣き出しそうなヨハンナに、オーギュストは、優しくキスをしてやる。
「痛いッ」
 その瞬間、悲痛に顔を顰める。
 オーギュストは、大切に大切に、ゆっくりと出し入れしてやる。
 ヨハンナは、オーギュストにしがみ付き、堅く閉じた目から、涙をぽとりと落とした。
「これが俺だ――」
 オーギュストが頬を伝う滴を舐め取りながら、低い声で囁く。
「ほかのモノが欲しくなったら、遠慮するな。抱かれてみろ。すぐに自分が過度の期待をしたことに、そして、この俺が特別だということに気付くだろう」
「……」
 ヨハンナの攪拌された脳に届いたかは分からない。


 その頃、後宮では熾烈な戦いが始まっていた。
「ロイドはウェーデリアの一部です」
「ロイド伯は、元々アルティガルドの家臣よ。謀反の罪で、改易されたのだから、元に戻すべきよ」
 ウェーデリア公国のロイド伯領を巡って、マルガレータとオードリーが言い争いをしていた。
「何度も同じこと言わせないで!」
「だったら、白黒ゲームで白黒させましょう」
「……」
 二人の間に、8×8の升目が描かれた盤が運ばれてきた。
 コイントスで、オードリーが黒番、マルガレータが白番となった。
「こういうのは、先手が有利なのよねぇ」
 俄かに、オードリーが言う。
「フっ、そいつはどうかな?」
 マルガレータは、白いコートを翻して、怪しげに眼光を燃やした。
「白黒ゲームとは、プレイヤーとプレイヤーの魂がぶつかり合いによって、創り出だされた芸術。今こそ神の一手を窮めん。行くぞ、私のターン!」
 白いコインを置いて、黒を一枚ひっくり返した。こうして戦いは始まり、静かに進行していく。そして、終盤に差し掛かり、オードリーが徐にコインを角に置いた。
「甘いぞ、オードリー! そんな弱気な手では、この私を倒すことはできん!!」
 マルガレータは叫び、コインを高く掲げて駒音高く打ち付けた。
「滅びのバーストリバース!!」
 結果、中央部はほぼ白一色になった。
「フン! これが闘いの生態系! 食物連鎖だ!!」
 誇らしげに、鼻息を吹く。しかし、オードリーの次の一手で、盤面は全て黒になってしまう。
「ぜ…ぜん…め…めつめつめつ…」
 愕然とするマルガレータの手から、コインが落ちる。
「俺が歩く道は未来。俺にとって過ぎ去った過去など何の意味も持たない。さらばだ!!」
 マルガレータは、胸を張って去っていく。
 残されたオードリーは、額の嫌な汗を拭った。


 オーギュストが、バスタオルを頭から被って浴室から出てくる。ちらりと寝室を覗くと、ベッドの上に白濁に穢れたヨハンナが肢体を投げ出して眠っている。
「ふぅー」
 オーギュストは、明るいリビングに入り、大きく息を吐きながら、ソファーにどっかりと腰掛けた。
「お疲れさまです」
 エヴァ・ディアンが、酒を用意していた。
「うむ」
「あの娘は、如何でしたか?」
「いい穴だった。そのうち身も心も俺の色に染まるだろう」
「有り難きお言葉」
 恭しく頭を下げた。清楚な顔立ちに、安堵の笑みが浮かぶ。
 今回の婚姻で、シュザンナは10億Czの化粧代を持参して、ルートヴィヒは、子爵に陞爵にした。ヨハンナも無事後宮に上げれば、ディアン家は当分安泰であろう、と思う。
 オーギュストは、氷の浮いた酒を一気に飲み干す。すぐに、エヴァが注ぎ入れた。
「に、しても……」
 エヴァは言葉を濁しながら、もったいぶった口調になる。政治的な話をする際の彼女の癖である。
「ジークフリードの抗議、如何お考えですか?」
 オーギュストと二人っきりになった好機を決して無駄にしない、という固い決意が、すみれ色の瞳に漲っている。
「……」
 オーギュストはその顔を眺める。良妻賢母であり、新興男爵家を支える女主である。広い視野を持ち、よく決断する。初めて会った頃、この慎ましやかな容姿の中に、これほどの強さを持っているとは思いもしなかった。
「何か?」
 エヴァは少し首を傾げた。
「いや――」
 また一杯飲み干す。
「ジークフリードには、ロイド領の三分の二をくれてやる」
「それは大胆な――」
 ボトルの底に手を添えて注ぎながら、軽やかに苦笑する。
「それでは戦争になりましょう」
「うむ?」
「宥和政策は戦争を呼ぶものです」
「だろうな」
 オーギュストは快活に笑った。
「俺はアルティガルドの領地領民に興味はない。ただ調べたいことがある。そのために、治外法権が欲しい。捜査の拠点となる租借地も欲しい。あとは、そうだな。活動資金のたしに関税権ぐらいあればいい」
「はあ」
 エヴァは少し贅沢なような気がした。
 ふいにオーギュストはエヴァの手を掴んで、引き寄せた。エヴァの身体がふわりとオーギュストの膝の上に乗る。
「ああ」
 ボトルが絨毯の上に倒れて、濃い茶色の酒が零れた。
「今日はご勘弁を」
 嫌がる未亡人の尻を撫でる。
 エヴァは、白いシャツに黒いタイトスカートを着ていた。そのスカートを捲ると、ガーターベルトに紐状の卑猥な下着が現れた。
 ぷっくりと脂ののった二つの鞠が、大きく張り出している。
「ひぃ、あんン」
 叩くと尻肉がよく弾む。
「いやぁ、あん、うんん」
 二度三度と繰り返すと、柔らかな肉がプルプルと振動して、腰が卑猥にくねる。
「ああ、お願い……」
 忽ち、エヴァの顔から理性の仮面が剥がれて、口元が淫蕩に弛緩して、眉間に淫靡な縦皺が刻まれる。
「お願い、もっと、もっとして……」
 悶えながら、ゆっくりと顔を上げると、オーギュストの唇を求めて、両手で大切そうに顔を挟み掴む。
 二人は、間近でまじまじと見つめ合う。
 エヴァのすみれ色の瞳が、蕩けて揺れている。良妻賢母の鏡と評される面影はもはやない。
「陛下の好きなように、……して下さい」
 若い男に、媚びるように言う。そして、熱い口付けを交わした。唇と唇を啄ばみ合い、舌と舌を絡め合う。互いの唾液が行ったり来たりを繰り返す。
 ふいにオーギュストが立ち上がった。
「ああん、頂戴……」
 逃げられると思ったのだろう。エヴァは今にも泣き出しそうな、切なげな声で哀願し、縋りつく。
 オーギュストは、ソファーの正面に回った。その意図を察して、エヴァは背凭れに顎をかけ、膝を座面につく。それから、尻を高く持ち上げて、両手を回して、自らショーツを降ろすと尻肉を左右に開いた。
「お願い致します。ください……」
 諂うように懇願する。
 ぱっくりと秘唇が開かれると、膣口からどろりと蜜がこぼれて、豊富なクリーム色の陰毛をべっちょりと濡らしていく。肉襞はやや縮れてぶどう色をしていた。その間には、熟れた桃のように柔肉が爛れていた。
「……」
 母娘でも、ここは別物らしい、とオーギュストは冷静に思う。
「犯して……無茶苦茶に犯してください」
 じっくりと観察するオーギュストに、エヴァは焦れて、悩ましげに腰をくねらせた。左右に尻が蠢くたびに、また蜜が零れる。
「よかろう」
 オーギュストは小さく苦笑した。そして、娘の処女を奪ったペニスを、その直後に母親の膣に埋めるのも一興かもしれない、と思う。
 柔らかな尻肉に指が食い込むほど鷲掴みして、ぐっと引き寄せる。そして、巨槍を無遠慮に打ち込んだ。
「い、いいっ、イクッ、イクッ、ああああ、イッちゃうぅ」
 忽ち、悦楽に背筋を微震させて、壮絶な声で喘ぎまくる。
「あああ、来る、来る、来ちゃうの~ぉ」
 膣奥から、脳へと稲妻のような衝撃が貫かれていく。瞳をぎゅっと閉じて、眉間をぐっと締めて、額に汗をびっしょりと浮かべる。まさに苦悶に顰めた貌であろう。
「あ~ぁ、し、死んじゃぅぅぅ」
 腰が上下に波打たせて、獣のように呻く。
「まるで獣だな」
「いやぁ~あ、イクぅぅん」
 詰られて、まだ一段を声が大きくなる。
 尻に腰を烈しく打ち付けられるたびに、尻肉が波紋のように揺れる。そして、それとともに、歓喜の声が未明の館に響き渡った。
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Date:2011/04/13
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* あとがき

サリス側。大した話じゃない。エヴァの行動が変。もう少し工夫すべきでした。どうも間が空くと、物語の世界に乗り切れない。やはり、こういうものは一気に書くべきですね。
2011/04/13 【ハリー】 URL #9ddgPdqs [編集] 

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